「今は楽しんで力を付けていけばいいんじゃないかしら」と弥生さん。
やっぱり優しい先輩だ~。
弥生さんが誘ってくれたナイトライドなら、絶対に楽しいはず!
「いいですね、ナイトライド。行きましょう!」って葵ちゃん。
別世界を走っているような感覚が好きなんだって。
いつの間に経験してたんだろう……。
幼なじみなのに、葵ちゃんには底が知れないところがあるのデス。
ほしみの駅に集合。深夜に自転車で走りだすなんて不思議。
ナイトライドに欠かせないという反射ベストと、ヘルメットに付けるライトを弥生さんが貸してくれました。
気分が盛り上がりますね~。
初めて明かされるコース内容……
夜通し走って100kmも先の伊東まで行くんだって!
えっ、朝まで走るってことですか~。
弥生さんは優しいと思ってたのに、やっぱり「サイクリスト」だ~。
神は死んだ……。
なんか凄いのキタ~って驚いたら、葵ちゃん。
ハンドル周りに明るいライトがたっくさん。
「明るすぎて“光害”と呼べる」って紗希さんに言われちゃって、珍しく葵ちゃんが凹んでました。
いよいよ出発。
もう慣れっこになった境川サイクリングロードを抜けて、国道134号線へ。
そして小田原から伊豆半島へ入っていきます。
深夜にみんなと一緒に走ってるのは不思議な感じ。
クルマが少なくて走りやすいし、月の光は明るいし、ナイトライドって楽しいかも!
やっぱり坂だ、平坦だって言ってたのに~。
伊豆半島の海岸線はアップダウンの連続。
「もう少しで坂は終わり」って、そのセリフ何度も聞いてるし~!
いつの間にかヘッドライトが消えていて、落ちていた枝に気付かず転びかけました……。
怖かったよ~。
弥生さんが電池を交換してくれて、ひと安心。
装備の大切さを痛感しました。
熱海から先は、葵ちゃんが前を走ってくれました。
「私が前で道を照らすよ。
一緒に走ろう、亜美」って、本当に頼もしいな~、葵ちゃん。
伊東の手前で、日の出と対面。
夜通し走ってきたからこそ見れる景色です。
弥生さんは、この「街が動き出す瞬間」が大好きなんだって。
私もすごく気に入りました!
「道の駅 伊東マリンタウン」で朝湯に入って、しばし仮眠。
さすがに眠いです~。
この後は、豪快な海鮮丼を思いっきり食べて、
伊東駅から輪行で帰ったのでした
夜通し自転車で走ったのは初めて。
夜明けの街が動き出す瞬間を体験したのも初めて!
自転車を始めてから、私は初めての連続です。
自転車を続けていれば、これからもいろんな
「初めて」を経験できそうです!